リテイナーについて
動的矯正治療（歯の移動）終了後、保定治療が引き続き必要です。移動した歯は不安定なので、後戻りすることがあります。歯が移動した場所にとどまり、安定するまでの治療が必要です。
そのための装置は大きく分けて、固定式装置と可撤式装置に分類されます。
当院では一般的に、可撤式装置を使用しています。透明な材質でできたマウスピース型の矯正装置を保定装置として使用しています。目立ちにくく、慣れてしまえば違和感も少ないためにこの装置を選択しています。食事の時は取り外して、使用してもらっています。最低でも2年間は使用しなければなりません。患者さんの協力が必要です。
固定装置は、上下の両側３番目か４番目の歯の裏側にワイヤーを接着して歯の後戻りを防ぐ装置です。患者さんは、何もしなくていいので楽に感じるかもしれませんが、脱離した時に気づかないと歯が動いてしますというリスクがあります。
歯の移動様式により、固定式か可撤式を選択する場合もあります。