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外科矯正

外科矯正

外科矯正とは『顎変形症』と診断された方に行う矯正です。
顎変形症は、骨格が偏位することで前後左右に顎がずれてしまう症状です。
この矯正には健康保険が適用され、従来の約3割の負担で治療が可能になります。

● 前後にずれてしまう例

ビフォーアフター1

● 左右にずれてしまう例

ビフォーアフター2

治療の詳細内容

  • 治療内容

    術前には、マルチブラケットを用いた術前矯正治療が必要です。
    術前矯正治療を行う際に便宜抜歯が必要になる場合があります。
    ー 前後にずれていた方:術前治療前に上の前から4番目の左右の歯を便宜抜歯
    ー 左右にずれていた方:便宜抜歯なし

    手術は下顎のみ行う場合と、上下顎同時に行う場合があります。
    ー 前後にずれていた方:下顎のみ手術を行い、下顎を後ろに下げ前後のずれを改善
    ー 左右にずれていた方:上顎と下顎を同時に手術し、左右のずれを改善

  • 治療期間

    ー 術前治療期間:[前後]1年6ヶ月/[左右]1年2ヶ月
    ー 術後矯正治療期間:約10ヶ月〜1年
    ー 保定治療期間:2年〜3年(最低でも2年かかります)

  • 治療費

    ー 矯正治療の負担費用:¥200,000〜¥300,000
    ー 手術・入院費:別途必要

リスクと副作用

手術は全身麻酔で行うために麻酔に伴うリスク、下顎のオトガイ神経に知覚麻痺が一時的に発生する場合があります。また、術後矯正治療後に後戻りが生じるリスクもありますので、術後矯正治療と保定治療がとても大切です。