矯正治療の方法

矯正治療中の痛みに関して

矯正治療中は歯の移動に伴い「歯が浮いた感じがする」、「歯がしめられる感じがして痛い」、「物を噛むと響いて痛い」などの違和感や痛みが生じることがあります。矯正治療中ずっと痛みが続くわけではありません。月に一回が治療間隔の目安なのですが治療した日を含めて2~3日長い方だと1週間くらい歯の移動に伴い違和感や痛みがある場合があります。痛みに関しては個人差があるので歯が浮いた程度の違和感で済む方や痛みが全くない方もいらっしゃいます。治療の初期に痛みが強く出る場合がありますので特別な予定がある場合はその予定を避けてご予約をした方が良いかもしれません。治療の初期の段階では細くて柔らかいワイヤーを使用しますので痛みが出にくくする工夫はしています。毎月ワイヤーを少しずつ太いワイヤーに変えていきます。歯に負担がかからない程度の矯正力で歯の移動を行います。この歯の移動の初期の段階をレべリングと言います。レべリングが終了すると前歯の移動を行いますが、この段階になるとワイヤーが太くてステンレスの堅いワイヤーが装着されます。この際前歯の移動に伴い痛みが生じる場合があります。これを過ぎると痛みが生じることはほとんどありません。痛みは、歯の移動方向や移動量にも関係しますし、何より個人差があるので治療前に予測するのはなかなか難しいと思います。