矯正治療の方法

矯正治療と年齢

成人の方の矯正治療が増えています、昔から矯正治療は圧倒的に女性が多かったのですが男性も増えています。最近では不正咬合を見た目の悪さだけでとらえるのでなくて、もっと食べ物を噛みやすくしたい、物が挟まりにくい歯列にしたい、歯ブラシがしやすい歯並びにして歯を長持ちさせたいという要望を持って受診される方が増えてきました。また昔は矯正治療は子供がやるものだと思われていましたが20歳代30歳代の方のほかにも年齢が50歳から70歳までの方も受診されるようになりました。歯に対する意識の高まりを感じます。歯の周りの骨と歯根膜などの歯周組織が健全であれば年齢はあまり関係ありません。ですから70歳代の方でも歯を大事にされてきた方なら矯正治療は可能なのです。年齢で矯正治療をあきらめないでください。歯並びは見た目をよくしますがそれだけではありません。物が食べやすくなりますし、歯垢や歯石がつきにくくなり歯の寿命を長くすることができます。矯正治療というと審美的な改善が強調されがちですが、機能面でも大きな改善が得られます。矯正治療の大きな目標が機能的な咬合の確立なのです。一度近くの矯正歯科医院で矯正相談をされることをお勧めします。