装置の撤去と保定治療
表側にしろ裏側にしろワイヤーの矯正力を利用した矯正治療の装置は治療期間中は歯に接着剤でつけっぱなしです。2年から3年が治療期間になりますのでかみ合わせが治りきれいな歯列になると患者さんは一刻でも早く装置を取ってほしいと思うようになるようです。よく患者さんから「あとどれくらいで装置がはずれますか？」と聞かれます。来月取れますよと言った瞬間の患者さんの喜びに満ちた顔はみなさん共通です。外した直後はみなさん「口の中がさみしい感じがする」とおっしゃいます。装置をつけた環境に順応してしまっているのでしょうね。でもみなさんこれでなんでも食べれる（よくおっしゃるのはカレーを心おきなく食べれる）と喜ばれます。この後はマウスピース状の装置をつけてもらい歯の後戻りを防ぐ治療が最低でも2年必要になります。この治療も大切です。ついさぼり気味にしてしまうと知らず知らずのうちに歯が後戻りしてしまいます。保定治療もがんばりましょう。