出っ歯 【上顎前突】

上の前歯が突出している、いわゆる出っ歯の状態です。正式には上下の前歯が7mm以上離れている状態です。唇が閉じにくいのが特徴です。口唇と舌の力のバランスが悪くても起こります。

写真:上顎前突

矯正治療前後のお顔の変化

写真:矯正治療前後のお顔の変化

主訴 出っ歯
診断 AngleⅡ級上顎前突症例
症状 口唇閉鎖不全、閉鎖時頤の緊張感
年齢 24歳5か月
装置 マルチブラケット装置、パラタルバー、ヘッドギアー
抜歯部位 上顎左右側第一小臼歯

治療内容

マルチブラケット法により治療しました。上顎前歯の後退のスペースを確保するために上顎の左右4番目の歯を合計2本抜き機能的咬合の確立を図りました。

治療期間

検査診断を含めて動的治療期間は2年8か月でした。通院回数は34回。保定治療期間は3年。通院回数は7回。

治療費

検査料と診断料と装置料を含めて\594,000かかりました。毎月の治療費が\176,000でした。装置撤去後に行う保定治療が3年かかり費用は\23,100でした。

リスクと副作用

ヘッドギアーの装着時間が重要です。指示通り装着しないと満足する治療結果が得られません。上顎前歯の移動距離が長いので、歯根吸収や唇側の歯根に沿った隆起が生じる可能性があります。下顎の叢生の改善には隣接面の削合を行いましたが、親知らずの抜歯は必要です。

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