空隙歯列(くうげきしれつ)とは
歯と歯の間があいていて、前歯のすき間が目立ってしまうという症状です。
いわゆるすきっ歯のことです。
これは、顎骨が大きく、歯が小さい、または歯の数が足りないため、歯が並ぶためのスペースが多すぎることにより生じます。
治療内容
マルチブラケット法により治療しました。審美ブラケットを選択されました。上下前歯部の空隙を閉じるために非抜歯で上下の前歯を後方に移動して空隙を閉鎖して機能的咬合の確立を図りました。
検査診断を含めて動的治療期間は2年6か月でした。
費用
歯科矯正治療は顎変形症と特定の疾患以外は公的医療保険は適用されません。
検査料と診断料と装置料を含めて\594,000かかりました。毎月の治療費が総額\176,000でした。通院回数は検査と診断を合わせて34回でした。保定治療費が総額\33,000で通院回数は10回でした。
矯正治療前後のお顔の変化
空隙歯列の原因とは
- 顎の形、歯の小ささなどの遺伝的要因
- 顎の成長のアンバランスさ
- 指しゃぶり、指をかむなどの癖
- 歯の数が足りない
治療しないとどうなる?
- 咀嚼のトラブル
- お顔の印象がよくない
- 発音しづらい
治療方法について
治療は成長期と、成長が終わってからとで方法が異なります。成長期には矯正装置を使いながら、顎の成長のバランスを整え、悪い癖があるときはMFTというトレーニングを行い直していきます。
大人の矯正の場合は、状態に応じて矯正装置を使い、顎の矯正なども検討します。
治療上のリスク
- 装置が入ると食事中にものが挟まりやすくなります。ブラッシングを毎食後に丁寧に行わないと歯肉炎やむし歯は発生のリスクが高まります。
- 歯の周りの歯肉のレベルが下がることがあります(ブラックトライアングル)。
- 矯正移動に伴い歯の根が短くなることがまれにあります。
- 治療上の注意を守らないと治療期間が長くなり、また空隙閉鎖が不十分な適切な咬合状態が得られないことがあります。
- 装置を撤去後に行う保定治療を適切に行わないと歯の後戻りが起こってしまうことがあります。
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