反対咬合(はんたいこうごう)とは
受け口や下顎前突とも呼ばれる不正咬合です。一般に下顎の骨が前方に突出した状態を示します。原因は上顎骨の成長が少ない場合や、下顎が上顎より過度に成長した場合に起こります。遺伝が原因であることも多くみられます。なお診断の結果、顎変形症と診断された方は外科手術を併用した矯正治療が必要になります。この場合には公的医療保険が適用になります。
矯正治療前後のお顔の変化
主訴 | 受け口による審美障害 |
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診断 | アングルⅢ級反対咬合症例 |
年齢 | 24歳2か月 |
装置 | マルチブラケット装置、ホールデングアーチ |
抜歯部位 | 上下顎左右側第一小臼歯 |
治療内容
マルチブラケット法により治療しました。審美ブラケットを選択されました。上下顎前歯の叢生の改善と下顎前歯の後方移動のためのスペース確保のために上下左右4番目の歯を抜歯して正常被蓋を獲得することにより機能的咬合の確立を図りました。
治療期間
検査診断を含めて動的治療期間は2年6か月でした。通院回数は32回でした。
保定治療は2年半で通院回数は11回でした。
治療費
検査料と診断料と装置料を含めて\594,000かかりました。処置料が\165,000でした。装置撤去後保定治療費が2年半受診されて\36,300かかりました。
リスクと副作用
上下顎の凹凸が強かったので上顎の口蓋側に補助的な装置が入りましたので、なれるまでに発音障害が生じる可能性がありました。また口腔内清掃がしづらくなったので、清掃指導に時間がかかりました。下顎前歯の叢生もあり、歯肉退縮のリスクがありました。
※外科矯正については「成人矯正 - 外科矯正」をご覧下さい。
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